【スマートホームニュース】Matter1.4が発表。対応デバイスタイプが続々追加。Nukiのお洒落なミニスマートロックを発表。2025年にAliro対応。

スマートホーム標準規格「Matter 1.4」が発表

Matter1.4が発表されました。新しくMatter対応のデバイスタイプが追加されました。

この新仕様では、異なるプラットフォーム間での相互運用性を強化する「マルチアドミン」機能が導入され、複数のエコシステムで同時にデバイスを操作できるようになりました。また、Wi-Fiルーターやアクセスポイントを通じて、Matter製品を一般消費者が購入しやすくなるような改善も行われています。

さらに、ヒートポンプ、家庭用蓄電池、ソーラーパネルなどのエネルギーマネジメントデバイスが新たにサポートされ、スマートホームのエネルギー効率向上が期待されます。ただし、セキュリティカメラの対応は今回見送られました。今後の追加計画に含まれているものの、具体的なリリース時期は未定です。この新仕様の実装には時間がかかる可能性があり、各プラットフォームやデバイスメーカーが新機能を採用するまでにはさらなる期間を要する見込みです。

https://www.theverge.com/2024/11/7/24289972/matter-smart-home-standard-1-4-spec-new-features-device-types

Matter 1.4については、Connectivity Standards Alliance日本支部代表のnoteにて解説しております。

以下リンクよりご参照ください。

https://note.com/fumi_shingai/n/nfe30be1e384d

小さくてお洒落なスマートロック Nuki

ヨーロッパで人気のスマートロックメーカー、Nukiは、第5世代となる「Smart Lock Ultra」を発表しました。

この新モデルは、従来の製品と比較してサイズが3分の1に縮小され、新しいブラシレスモーターの採用により、ロックやアンロックの速度が1.5秒未満と、3倍以上の高速化を実現しています。また、内蔵バッテリーにより、少なくとも6か月のバッテリー寿命を提供します。

これまでのNuki製品は既存のロックに後付けするタイプでしたが、今回の「Smart Lock Ultra」は、ヨーロッパ市場向けにシリンダー全体の交換が必要なフルリプレースメント型となり、新しい鍵が3本付属します。一方、米国市場向けモデルは、既存のサムターンを交換するだけの後付けタイプで、既存の鍵を引き続き使用できる設計となっています。米国モデルは2025年第2四半期に発売予定で、価格は未定です。

「Smart Lock Ultra」は、Wi-Fi、Matter over Thread、Bluetoothの接続オプションを提供し、Apple Home、Amazon Alexa、Google Home、Samsung SmartThingsなどのプラットフォームと互換性があります。また、Nukiの既存のアクセサリー(キーフォブやBluetoothキーパッドなど)とも連携可能で、指紋リーダーのオプションも提供されます。

さらに、Nukiは来年のリリースを予定している新しい標準規格「Aliro」への対応を計画しており、これによりiPhoneやApple Watchを使用したタップでの解錠機能が可能になると報じられています。

https://www.theverge.com/2024/11/12/24293548/nuki-smart-lock-ultra-release-date-specs