今年も恒例のIFAに行ってきたので、時間を見つけながら何回かに渡ってIFA2023のレポートをスマートホームやスマートホーム家電を中心に書いてみたいしていきたい。
スマートホームに関わり始めたのは2013年だが、はじめてIFAに行ったのは確か2016年。そこからパンデミック期間を除き、毎年定点監視している展示会の1つだ。
当時の第一印象は、
- (CESほどではないけど)会場がでかい❗
- 世界にはこんなに家電メーカーが多かったのか❗
- (やっぱりヨーロッパでも)日本メーカーの存在感が薄くない❓
- CESよりも家電ショー
という感じだった。
IFAはその後も家電ショー色が色濃い展示会を継続しており、コネクテッド家電を見るのであればCESよりもIFAという感じの展示会だ。
ちなみにIFAが開催されるMesse Berlinがどのくらいの大きさなのかをくらべ地図で比較してみるとこんな感じ。
Messe Berlinは全部で27ホールあり、ホールによっては2階建てまたは3階建て構造になっているので、一通り駆け足で見ても優に丸一日かかる広さである。
他にIFAの特長を上げてみると
- メーカーが1ホールを独占できる
- 子供も楽しめる展示会
- 会場でうまいドイツビールが飲める
今年のIFAでスマートホーム、スマート家電関係の見どころはなんだったかをひと言でいうと、
「エネルギーオートメーションとサステナビリティが一大テーマ」
だった。
昨年のIFAからコネクテッド家電の王者とも言っても過言ではないSamsungが作り始めたスマートホームソリューションだが、今年は各社その路線に追随し、エネルギーオートメーション時代の幕開けという感じだった。
次回からはその詳細に迫っていきたい。
以下IFA関連の記事
著者 : 新貝 文将
スマートホームに特化したコンサルティングサービスを提供するスマートホームのプロ集団X-HEMISTRY株式会社の代表取締役。
2013年から東急グループでスマートホームサービスIintelligent HOMEの事業立ち上げを牽引し、Connected Design株式会社の代表取締役に就任。
2018年には株式会社アクセルラボの取締役 COO/CPOとして、SpaceCoreサービスの立ち上げを牽引。
2019年秋にX-HEMISTRY株式会社を設立。スマートホーム事業に関連するノウハウを惜しみなく提供する形で、多くの日本企業向けにスマートホーム事業のノウハウを伝授しつつ、数々のスマートホーム事業企画/立ち上げにも寄与。
リビングテック協会発行「スマートホームカオスマップ」の製作にも深く関わり、スマートホームのエキスパートとして日本のスマートホーム業界で認知されている。
X-HEMISTRYのコーポレートサイト
https://x-hemistry.com/
X-HEMISTRYのオウンドメディア「スマートホームBase」
https://x-hemistry.com/smarthome/
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