目次
- Ring:新しいペットタグ発売、迷子のペットのためにQRコード搭載
- Roborock:10月に手頃な価格のロボット掃除機を2つ発売
- Flic Twist: 新しいボタンでワイヤレス操作とMatter連携
- 最後に
Ring:新しいペットタグ発売、迷子のペットのためにQRコード搭載
Ring’s new Pet Tag puts a QR code on your dog or cat’s collar to help if they go missingThere’s no tracking or wireless tech, just a QR code.www.theverge.com
Amazon傘下のRingは、迷子になったペットが簡単に家に帰れるよう、9.99ドルのPet Tagを発売しました。
このRing Pet Tagは、犬や猫の首輪にQRコードを取り付けることで、アプリと連携できます。もし悲劇的なことが起きた場合でも、誰かがQRコードをスキャンして、迷子のペットとその飼い主を再会させる手助けになります。
このQRコードは、健康状態情報などのペットのプロフィールにリンクされている他、最も重要な「CONTACT OWNER (ペットオーナーに連絡する)」というオプションの機能を含んでいます。QRコードにより、ペットのタグに記載されることが多い電話番号やZIPコードなどの個人情報を秘密にすることができます。
QRコードがスキャンされると、所有者にはプッシュ通知が送られ、「発見者」にペットのプロフィールが表示されます。ペットのプロフィールには、最大5枚の写真、ペットの名前、品種、体重、色などの情報を含めることができます。さらに、独自のマーカーや健康状態、薬の詳細、マイクロチップの番号などの情報もリストに表示することができます。また、RingはPetco Love Lostと提携し、米国内で2,500以上の動物保護施設のネットワークをRingアプリに組み込んでいます。
RingのPet Tagには、追跡や無線通信の機能は一切含まれていないことに注意してください。これは文字通りQRコードだけで、GPSやAmazon Sidewalkとの統合はありません。AppleのAirTagをペットに取り付けるのとは異なります。
Pet Tagは、今日から米国内でRing.comやAmazon.comで予約購入することができ、価格は9.99ドルです。10月4日から出荷が開始されます。
Roborock:10月に手頃な価格のロボット掃除機を2つ発売
Roborock launching two affordable robot vacuums in October | Digital TrendsThe Q5 Pro and Q8 Max both start at $600 or less, offer moppidigitaltrends.com
Roborockは、IFA 2023でQ5 ProとQ8 Maxのロボット掃除機を発表しました。両製品とも10月に発売される中間グレードの製品です。これらのロボット掃除機と同時に、Dyad Pro Comboのスティック型掃除機と、Zeo One(オールインワンの洗濯乾燥機)も発表しました。
この4つの製品発表の中で最も注目すべきは2つのロボット掃除機で、既存のRoborockラインナップに大きな改善を加えながらも、手頃な価格で提供されています。Q5 ProはQシリーズを初めて使うユーザーにおすすめの製品であり、毛の絡まりを解消するDuoRollerブラシを搭載し、最大5,500 Paの吸引力を持ち、床の溝などに合わせてモップが動くことで、清掃のパフォーマンスを最適化しています。
Q8 Maxにアップグレードすると、上記のすべての機能に加えて、Reactive Techという障害物回避システムも利用することができます。これはペットや小さな子供がいる家庭には特に嬉しい機能で、床に散らばるおもちゃなどを避けながら掃除することが可能です。
手動での掃除を好む方は、さまざまな場所を掃除するためのユニークな付属品を備えたコンバーチブル型の掃除機であるDyad Pro Comboをチェックしてみてください。驚異的な17,000 Paの吸引力と、濡れている所と渇いているとこ両方を掃除することができるため、あらゆるところで活躍してくれるでしょう。
掃除機の他に、Roborockは近日発売予定の洗濯乾燥機 Zeo Oneについても触れています。衣類を洗濯・乾燥するだけではありません。Zeo Oneは手作業で行う必要がないように糸くずを除去する自己清掃システムを搭載し、デリケートな衣類が縮まないように適度な熱を使用するなど、Roborockのスマートフォンアプリを使用して高度にカスタマイズできます。
Q5 Proの開始価格は430ドル、Q8 Maxの開始価格は600ドルです。Dyad Pro Comboの価格は670ドルで、10月に発売予定です。Zeo Oneの価格と発売時期についてはまだ発表されていません。それらの製品の発売日が近づくにつれて、さらに詳しい情報が発表されることが予想されます。
Roborock Q5 Pro+ – Clean with Double Simplicity.Experience a revolution in cleaning with the DuoRoller™ Brushglobal.roborock.com
Roborock Q8 Max+ – Enhanced Cleaning, Simplified Living.Join the cleaning revolution and experience effortless cleanuglobal.roborock.com
Roborock Zeo One – Rolling with Confidence.Introducing Zeo One: The ultimate all-in-one dryer washer solglobal.roborock.com
Flic Twist: 新しいボタンでワイヤレス操作とMatter連携
Let your smart home do the twistThe Flic Twist is a new smart home button to give you more cowww.theverge.com
Flic Twist(88.88ドル)は、スマートホームボタンメーカーであるFlicの新製品です。
Apple HomeやAmazon Alexaなどと連携可能で、近くMatterにも対応する予定です。電気の配線や家のリフォーム、スピーカーなしでスマートホームを操作できます。ボタンを一つ押すだけで照明の調整、TVの起動、サーモスタットの調整、玄関の施錠など、さまざまな操作が可能です。
このボタンには磁気マウントが付いているため、壁に取り付けることができ、単4電池2本で動作します。
操作方法は次のとおりです:
クリック、ダブルクリック、回す、押しながら回す
新しく追加された「回す」操作により、照明の調光、スピーカーの音量調整、サーモスタットの温度調整、シェードの操作など、ボタンのみでは難しかった操作が可能になります。
このボタンは、Wemo Stage Scene Controllerと似ていますが、BLEを使用しています。回す機能はPhilips Hue Tap Dialに似ており、Hueの照明製品用に設計されていますが、Apple Homeなどと連携することで幅広い用途に使用できます。
しかし、Flic Twistはそれらのオプションよりも幅広い互換性を持っています。Philips Hue、Lifx、Ecobee、Spotify、Ikea、Sonosなど、多くのスマートホームの基本デバイスを操作できます。また、Apple Home、Samsung SmartThings、Amazon Alexa、IFTTTなどのスマートホームプラットフォームとも連携します。
Flic Twistは2021年にKickstarterでローンチされましたが、ついにFlicの公式サイト予約可能になりました。$80のディスカウント価格であり、今月中に出荷される予定です。
もしもスマホから操作したい場合には、高価ではありますがハブも購入する必要があります。しかし、会社は新しい、より安価なハブ、Flic Hub Mini(40ドル)をローンチ予定で、これによりBluetooth LE Flic TwistやFlicの他のスマートホームボタンを動作させることができます。
最後に
今週私が最も注目した製品は「Ringのペットタグ」です。
日本では「ペットのおうち」というサービスで、迷子札「PET-IDタグ」を無料で作成することができます。PET-IDタグは個人情報の保護は確実にされているものの、ウェブサイトとIDの情報のみが記載されているため、少々使いづらさが感じられます。
ペットプロフとは?災害・事故・行方不明など、万が一の事態に備えて大切なペットの情報を登録・保管。ペットプロフサービスはじまる。今ならPET-www.pet-home.jp
一方、Ringのペットタグは、スキャンしてオーナーへのプッシュ通知や発見者に向けてのペットのプロフィール表示が可能となっています。さらに、表示された画面のボタンを押すことでオーナーへ直接連絡することもでき、非常に便利な仕様となっています。
スマートフォンの普及に伴い、QRコードやNFCを活用したスマートホーム製品が増加しています。これにより、高価なスマート家電を導入しなくても、簡単にスマートホーム化ができる時代となりました。
以前WWDC23でも、AppleがQRコード活用の新機能を発表したことがあります。今後のQRコードの活用方法がさらに広がっていくでしょう。
今後もQRコードやNFCを活用したスマートホーム製品が増え、その進化に期待が高まります。スマートホームはますます身近な存在となり、私たちの生活を便利で快適なものにしてくれることでしょう。
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