こんにちは！X-HEMISTRYマーケ担当のRivaです。
今週は、最新のスマートセキュリティやAmazonに関するニュースをお届けします！
目次
- Amazon関連
- Amazon：前Microsoft製品責任者、サービス部門責任者として採用
- スマートセキュリティ
- Eufy：複数カメラによる自動追跡が可能なセキュリティラインナップ発表
- Yale：指紋認証かHomekey、いずれかを選択できるスマートロックを発売
- 最後に
Amazon関連
Amazon：前Microsoft製品責任者、サービス部門責任者として採用
Amazon hires former Microsoft product chief to oversee devices unitPanay is joining Amazon at a precarious moment for its devicewww.cnbc.com
Amazonは、Microsoft製品責任者だったPanos Panay氏をデバイスおよびサービス部門責任者として採用することを発表しました。Panay氏は、Amazonのデバイス部門のトップであるDave Limp氏の後任として今年10月末にAmazonに加入する予定です。Limp氏は、Amazonでの13年以上の勤務を経て、数ヶ月後に役職を退くことを先月発表していました。彼は移籍時のサポートのために会社に留まる予定です。
Panay氏はMicrosoftで、Windows OS事業やSurfaceデバイスラインの統括をしており、20年以上の勤務の後、同社を去ることになったと先月Microsoftからも発表されています。
Panay氏はAmazonのCEOであるAndy Jassy氏に直接報告しており、Jassy氏のS-teamにも参加することになります。このチームは、Amazonのビジネスの多くの分野にわたる上級幹部の緊密なグループです。Jassy氏は従業員へのメモの中で、「彼は、ハードウェアと統合サービスの両方での深い経験を持つ強力な製品ビルダーであり、私たちのD&S組織にとって今後大きな貢献者となるだろう」と述べています。
Amazonのデバイスおよびサービス部門は現在、困難な状況に直面しています。Jassy氏のコスト削減の取り組みの一環として、未だ実績のない事業への投資が打ち切られました。これには、子供向けのビデオ通話デバイスや移動する歩道ロボットも含まれています。
スマートセキュリティ
Eufy：複数カメラによる自動追跡が可能なセキュリティラインナップ発表
Eufy’s latest security package can track one person across multiple camerasThe new Eufy cams have dual cameras and store videos locally.www.theverge.com
Eufyは、複数のカメラをまたいで1人の人物を追跡する新しいセキュリティーラインナップを発表しました。この新しいラインナップには、バッテリー駆動の屋外カメラであるSoloCam、Floodlight Cam E340、Video Doorbell E340、およびIndoor Cam S350が含まれています。
新しいラインアップの特徴的なハードウェア機能は、デュアルレンズです。一つは広角カメラで、もう一つは顔やナンバープレートをより詳細に識別するための望遠カメラです。これに加え、クロスカメラ追跡とビデオスプライシングという注目すべき新機能が搭載されています。
この新技術は、銀行や交通産業から取り入れたもので、各カメラは動きを検出し追跡することができます。すべてのカメラで撮影されたビデオを1つに結合し、ユーザーには1つの通知と1つのビデオのみが送信される仕組みになっています。この新機能はEufyのHomeBase 3で動作し、各カメラで人物を識別し、ビデオを結合します。
追跡機能は、ローンチ時に無料のベータ試用として提供され、今年の第4四半期に最終バージョンがリリースされる予定です。この機能の価格設定は今年後半に発表される予定です。
その他、HomeBase 3はカメラに無料のAI駆動のスマートアラートを追加しました。これには、顔認識や人、ペット、車両の検出が含まれます。1TBのハードドライブも搭載しており、ローカルに保存された録画は、サブスクリプションなしで無料でアクセス可能です。有料のクラウドストレージを使用することも可能です。
EufyのカメラはAmazon AlexaやGoogle Homeとの互換性がありますが、Eufy Cam 2ラインのみがApple Homeと互換性があります。Matterとの互換性については、まだ検討中になります。
Yale：指紋認証かHomekey、いずれかを選択できるスマートロックを発売
Yale’s new smart locks work with your fingerprint or HomeKey, but not bothYale’s new Assure 2 Plus is one of the most affordable Applewww.theverge.com
Yaleは、Assure 2シリーズを拡張し、AppleのHomeKeyに対応したスマートロックと指紋リーダーを備えたスマートロックの2つの新モデルを発表しました。これらは、同社にとって初の試みですが、指紋リーダーとHomeKeyの両方を備えたモデルはありません。これらのロックは、主要なスマートホームプラットフォーム全てと連携することができますが、Matterにはまだ対応していません。
Yale Assure Lock 2 Touch (199ドル)は、指紋リーダーを追加しており、既存のYale Assure Lock 2と基本的には同じです。キー付きまたはキーフリーのバージョンで提供され、タッチスクリーンのみの設計となっています。このロックは、Apple Home (HomeKit経由)やBluetoothを介したYale Accessアプリと互換性があり、Yaleの交換可能な接続モジュールを使用して他のオプションを追加できます。Wi-Fiモジュールは、Assure Lock 2 Touchとのバンドルで279.99ドルで提供され、これによりYale Accessアプリを介したリモートロック解除やAmazon Alexa、Google Homeとの互換性が追加されます。
Yale Assure Lock 2 Plus (209.99ドル)は、Apple HomeKeyに対応しており、iPhoneやApple Watchをタップしてドアを開けることができます。Plusは、Bluetoothを標準でサポートしており、Wi-Fiモジュールとのセットで$289.99で購入することができますが、Z-Waveモジュールとは動作しません。また、Plusには指紋リーダーや物理的なキーオプションはありません。
最後に
Amazonの大規模な人事変動は注目すべきですね。
Panos Panay氏が入社することとなり、ハードウェアの責任者であるDave Limp氏が最近のローンチイベントでの発表が、彼のAmazonでの最後のものになるかもしれません。
https://note.com/embed/notes/ne050f4041df7
昨年、AmazonのAlexa部門は、2022年にAmazonに数十億ドルの損失をもたらしたとの報告を受け、27,000人以上の人員を削減しました。Insiderの詳細な記事では、Alexa部門は「危機に瀕している」と位置づけられ、関係者は「低い士気、収益化への取り組みの失敗、そしてユーザーや開発者とのつながりが不足している」との声を上げています。
一方で、1月にLimp氏は、部門の人員削減があったとはいえ、Amazonが引き続きAlexa部門を全面的にサポートしていると明言しました。
秋の発表会では、Alexaが中心的な役割を果たしていましたが、今後のAmazonの動向が気になるところですね。
スマートホーム技術の進化は我々の生活をより便利で安全なものにしてくれる一方で、競争も激しくなっています。今後も注目の展開が続くことでしょう。
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