【スマートホームニュース】Amazon Alexa開発支援・ダイソン・掃除ロボット・レトロスマートロック・Matter

ダイソン：掃除効率を向上させるAR技術「CleanTrace」

ダイソンは、掃除しそこねた箇所がないか確認できる新機能「CleanTrace」を開発しました。この機能は、iPhone 12 ProやPro Maxなどのプロモデルに搭載されているライダースキャナーを利用し、スマートフォンを掃除機に取り付けることで利用できます。仮想的に掃除箇所が塗りつぶされて表示されます。現在、このスマートフォン用クランプに対応しているのはダイソンの「Gen5detect」のみで、価格は1,000ドルですが、掃除機にスマホを接続する部品の価格はまだ未定です。ダイソンは、この機能を6月にリリースする際にモバイルアプリに無料で追加する予定です。

CleanTraceは、ダイソンが長年にわたり収集してきた製品使用データに基づいて、「消費者は不規則かつ非効率的で、同じ箇所を何度も掃除してしまいがちで、他の箇所を見落としてしまうことが多い」という課題を解決できます。Gen5detectには、通常見逃す可能性のあるほこりやゴミを明らかにするための緑色のヘッドライトなど、既にいくつかの機能が搭載されていますが、CleanTraceアタッチメントはさらなる安心感を提供することを目的としています。また、アプリが掃除機自体からの情報を使用しているかどうかは明らかではありません。

Roborock’s First Matter-Certified Vacuums Launch in China – Homekit News and Reviews At homeKit News, we’ve heard lots of chatter regarding robot homekitnews.com

Roborock：Matter対応最新掃除ロボット発表

Roborockがロボット掃除機の新しいモデルを発表しました。発表されたモデルはG10、G10S、G20、G20Sの４つで、後者の2つがMatter対応モデルです。現在、G20Sのみが中国で予約販売されています。

これらの製品には新しい技術として、カーペットや掃除機本体のローラーブレードに絡まった髪の毛を除去できるようにする2重螺旋清掃システム、一分間に4,000回拭き取りを行うことができる4ゾーンのダブルショックフロアモップが搭載されています。また、G20Sでは、隅の掃除に対応したFlexi Armというロボットアームが採用されています。

加えて、掃除したゴミや汚れた水を取り除くことが可能なオールラウンドベースステーションが提供されています。これにより、ロボット掃除機としては初めてとなるTuV南ドイツの母子認証を取得しました。この認証を取得するには、地面の滅菌、効率的な清掃、自己清掃能力、騒音や有害物質に対する厳しいテストをクリアする必要があります。

G20Sは、大型モデルと小型モデルの二種類があり、大型モデルは手動で水を交換する必要がある一方で、より高価な小型モデルは自動水交換機能があります。ただし、家庭の水道管に接続するために、ベースステーションを一箇所に固定する必要があります。

国際販売の時期に関してはまだ明確な情報がありません。

Yale Releases First Retrofit Deadbolt Smart Lock – Homekit News and Reviews Yale have just announced their ‘Yale Approach’ Lock with WiFi homekitnews.com

Yale：レトロフィットスマートロック発売

Yaleが「Yale Approach」ロックというWiFi機能付きの新製品を発表しました。

この「Yale Approach」は、既存の鍵の上に設置できるレトロフィットタイプのスマートロックとして紹介されており、部品などを取り外すことなく取り付け可能で、元の鍵をそのまま使用できるため、賃貸住宅に最適です。Yaleはすでにヨーロッパ向けに「Yale Linus」という製品を数年前にリリースしていたため、完全な初めての製品ではありませんが、レトロフィットデッドボルトロックとしては初めてです。

このロックは、Yale ApproachはAugustのオンラインストアで販売されています。

新しい「Approach」は、WiFiブリッジが含まれ、キーパッドは別売りです。ロック（おそらくキーパッドも）はBluetoothを使用してWiFiブリッジに接続され、それによって家庭のネットワークに接続します。この方式により、ロックのAAA電池は約12ヶ月、キーパッドの同じ電池は約7ヶ月のバッテリー寿命が見込まれます。ロックはシルバーまたはブラックスエードの2つの仕上げがあります。

キーパッドは屋外に面しているため、IPX5等級を取得しており、「ほとんどの天候条件に耐えられる」ように設計されています。

現在、このロックはApple Homeとの互換性がないと報告されていますが、Google Home、Amazon Alexa、Samsung SmartThingsを使用しているユーザーは利用可能です。将来的には、Matter over Threadを使用してアップデートされ、Apple Homeを含むすべてのプラットフォームに対応する可能性があります。これによりブリッジの使用が不要になるかもしれませんが、Yaleの独自アプリを使用する場合は引き続きブリッジが必要です。

ただし、過去にYaleが「Yale Assure Lock」を発売し、後にMatter over Threadモジュールを販売すると約束していたにも関わらず実現しなかったことを考慮すると、将来のアップデートには疑問も残ります。今年はAqaraやSwitchbotからもレトロフィットスマートロックが登場し、これらは最初からMatter互換性を提供する予定です。

Amazon won’t pay developers to build Alexa skills anymore Amazon is winding down its payments to Alexa skill developers www.techhive.com

Amazon：Alexaスキルの開発支援を終了へ

AmazonはAlexaの方針転換の一環として、Alexaスキル開発者向けのプログラムを間もなく終了すると告知しています。

Bloombergによると、Amazonは、Alexaスキルを構築し、公開する開発者にAmazon Web Servicesのクレジットを授与する7年間続いたプログラムを終了する旨を告知しました。この通知によると、AWSクレジットの発行は6月30日をもって終了します。

さらに、Amazonは人気のあるAlexaスキルの開発者への報酬制度も終了させると報じられていますが、アプリ内購入からの収益は引き続き受け取ることができます。Amazonの広報担当者は、当プログラムが、新しい開発者によるスキル開発を促す目的として2017年に始められた「古いプログラム」であると述べ、既に「役割を終えた」と述べています。現在では160,000を超えるスキルが利用可能で、確立されたAlexa開発者コミュニティが存在し、新しいLLM（大規模言語モデル）を活用したツールにより、開発者が新たな体験を構築できるようにサポートしています。

Amazonはかつて、音声アシスタントとして新しく導入したAlexaスキルを主要な収益源と見なしていました。しかし、初期の開発者の中で月に数千ドルを稼ぐ人もいれば、わずかなリターンに不満を感じる人も多く存在しており、Bloombergの報告によるとこの2つの報酬プログラムを利用している開発者は1％未満にまで減少しています。これを受けて、Amazonは2020年からAlexaスキル開発者への報酬を減額し始めました。

Amazonは昨年秋、新しい大規模言語モデルを搭載した改良版Alexaを発表しました。新しいAlexaは、スムーズかつオープンな会話、物語や招待状の作成、ユーザーの感情に沿った対応、自然なボイスコマンドによるスマートホームデバイスの制御などを行うことができます。Amazonはこの新しい「超人的」なAlexaに料金を課すことを検討している一方で、元のAlexaは無料のままであると述べています。

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